特集記事
特集 医療の質とリスクマネジメント3
株式会社日本経営リスクマネジメント リスクマネジメントコンサルティング部課長 海部武史
リスクの定義には様々なものがあります。その一つに「プラスにもマイナスにも働く可能性」という考え方があります。これは、リスクが決して悪い結果ばかりとは限らず、良い結果になることもありうる、ということを意味しています。 ・・・もっと見る
特集 医療の質とリスクマネジメント2
株式会社日本経営リスクマネジメント リスクマネジメントコンサルティング部課長 海部武史
診療報酬制度においては、2002年10月から医療安全管理体制が未整備の病院は、一人一日当り「入院基本料からの10点減算」というペナルティが課せられるようになりました。そのインパクトは非常に大きく、それを契機に医療機関の中で医療安全管理体制整備への切実な意識が芽生えてきたように感じます。 ・・・もっと見る
特集 医療の質とリスクマネジメント1
株式会社日本経営リスクマネジメント リスクマネジメントコンサルティング部課長 海部武史
私は病院でリスクマネジメントの研修をする際に、「リスクマネジメントに関して、どのようなイメージを持っていますか?」と、職員の皆さんに尋ねることがあります。「マイナスのイメージを持っている」、「プラスのイメージを持っている」、「どちらとも言えない」の三択で挙手をお願いすると、多くの病院で「マイナスのイメージを持っている」と回答する人が7~8割、「プラスのイメージを持っている」が1割くらい、「どちらとも言えない」が1~2割の結果となります。病院の職員にとってリスクマネジメントとは、どちらかというとマイナスのイメージが強いようです。 ・・・もっと見る
方針転換を迎えた2009年度介護報酬改定
報酬単価の増減に一喜一憂せず2012年度改定に向けた狙いを読み解く
在宅系サービス1.7%、施設系サービス1.3%、合計3%増となる2009年度介護報酬改定が示された。主眼となったのは、介護従事者の処遇改善、そして手厚い人員配置を後押しする特定事業所加算の新設だ。 具体的なモデルケースを見ると、訪問介護事業所は11万4960円→12万5730円、居宅介護支援事業所は1万円→1万5500円、小規模多機能型居宅介護は23万2860円→25万1360円にそれぞれアップしている。訪問介護の大幅増など、目覚しいプラス項目がある中、減算対象となった項目も少なくない。 ・・・もっと見る
特集 09年診療科別経営予測(5)
Part 2 09年診療科別"天気予報"(3)~産婦人科/皮膚科/耳鼻咽喉科/泌尿器科~
周産期医療は最も訴訟が多い診療科であるうえ、昼夜の別なく対応を迫られる分娩業務の厳しさから、専門医や産科を担う診療所は減少の一途だった。ただし、この厳しさもそろそろ一息つく気配が見える。産科医療補償制度が09年1月から実施され、行政による周産期医療へのサポート体制が整備されつつある。少子化対策も進み、産科医の不安は徐々に払拭されていくだろう。 ・・・もっと見る
特集 09年診療科別経営予測(4)
Part 2 09年診療科別"天気予報"2 ~外科・整形外科/精神科/眼科~
外科は、表2「診療所の外来患者数等の変化」でも明らかなように、一般外科のくくりではマイナス26%と大きく患者数を減らしている。これは外科の患者数が減ったというよりも、外科の領域が複数の専門科目に分化した影響が大きいと考えられる。 ・・・もっと見る
特集 09年診療科別経営予測(3)
Part 2 09年診療科別"天気予報"①~在宅医療/内科/小児科~
在宅医療のニーズは今後、ますます高くなるだろう。超高齢社会到来の一方で、療養型病院の減少や急性期病院の在院日数短縮の影響で、療養目的の入院から締め出される高齢患者が急増し、続々と在宅に移行している。 ・・・もっと見る
特集 09年診療科別経営予測(2)
Part 1 診療所経営の実態と展望~患者数の推移・10年度診療報酬改定予測
08年は診療所の収益に大きな影響を与える患者数が減少したが、この傾向は今後も続くのだろうか。患者数の変化を展望するうえで、近年の推移を診療科別に確認してみたい。表2は診療所の外来患者延べ数と施設数、1診療所当たり患者延べ数の変化を、1999年と2005年で比較し伸び率で示したものである。 ・・・もっと見る
特集 09年診療科別経営予測(1)
Part 1 診療所経営の実態と展望~08年度診療報酬改定結果検証
パート1では診療所の経営に詳しい株式会社メディヴァの小松大介取締役に、2008年度診療報酬改定結果の検証から診療所経営の実態を解説していただくとともに、10年度改定を中心に今後の経営動向を予測してもらった。 ・・・もっと見る
特集 2009年の医療業界 今後の経営のあり方
九州大学大学院医学研究院医療経営・管理学講座教授 尾形 裕也 氏
診療報酬改定を筆頭に後期高齢者医療制度や新医療計画など医療界を揺るがす、さまざまなトピックスに溢れていた2008年。ここでは尾形裕也九州大学大学院(医療経営・管理学講座)教授に、主な項目をあげながら、今後の医療経営のあり方について解説いただいた。 ・・・もっと見る