今月のキーポイント
現状の中医協での議論から見えて来たもの(1)
外来医療
11月に入ってから中医協での来年度診療報酬改定に係る議論が活発化してきた。11月1日には資料「外来医療その3」が公表され、11月17日には診療報酬基本問題小委員会の取りまとめが発表された。 ・・・もっと見る
避けるべきは「治療の効果性」を具体的に打ち出した医療広告
医療機関ウェブサイトを、初めて「広告」として規定
医療機関のウェブサイトを監視する「医療機関ネットパトロール」事業に関してご紹介させて頂いたが、こうした動きが医療現場にどのような影響を与えるかについて、取材による専門家の意見を反映しながら検証したいと考える。 ・・・もっと見る
入院前或いは入院早期からの退院支援の評価?
現実味を帯びる「入院前支援加算」新設と、医療機関ネットパトロール隊
今回は最近の医療施策として、注目されている2つのテーマについて紹介したい。8月24日に開催された中医協の「入院医療等の調査・評価分科会」では病院の「入退院支援」に係る2回目の議論が実施された。 ・・・もっと見る
平成30年度診療報酬改定・介護報酬改定 議論始まる
報告書が発表され中医協での議論は第2ラウンドに
8月9日、厚生労働省は「平成30年度診療報酬改定に向けた議論(第1ラウンド)の概要」という10ページからなる報告書を発表した。中医協総会における診療報酬改定の議論も助走期間の第1ラウンドを終了し、これから第2ラウンドの検討を進める段階を迎えている。 ・・・もっと見る
地域包括ケア病棟は、個々の病棟機能に応じたメリハリを付けた診療報酬導入か
今年に入り中医協では2018年診療報酬改定に係る幾度かの検討会が実施されてきたが、現状では未だ核心に迫るような具体的項目に関する議論は出てきてはいない。要するに今の議論は助走段階という印象が強い。 ・・・もっと見る
「成長期」を終えて「成熟期」へ
生活支援サービス充実にシフト
2000年代、急成長を遂げたドラッグストア業界だが、近年は成長に陰りが見えてきた。現在、業界をあげて新たなビジネスモデルの構築に取り組んでいる。 ・・・もっと見る
課題山積の在宅医療はどう変わるか?(2)
在宅医療の「専門分化」と医科歯科連携の推進
今年に入り、1月11日、更に4月12日の2回に亘って中医協総会で在宅医療に係る議論が行なわれたが、今回は前回に引き続き、中医協での幾つかの論点を整理しながら、来年度に予定される診療報酬・介護報酬W改定でのポイントを占ってみたい。 ・・・もっと見る
課題山積の在宅医療はどう変わるか?(1)
~4月12日「中医協」(在宅医療その2)の議論から見えてきたもの
今年4月12日に開催された中医協総会での議論は大きく分けて、(1)在宅医療提供体制の確保(安心して身近な地域において療養できる地域包括ケアシステムの構築推進)(2)看取りを含めた在宅医療の充実(多様化する療養に関するニーズの対応や看取りを支える在宅医療の推進)-の2つの視点からなる。 ・・・もっと見る
動き出した“社会福祉法人制度改革”(2)
社会福祉法人制度改革の主な内容としては、(1)経営組織のガバナンスの強化(2)事業運営の透明性の向上(3)財政規律の強化(4)地域における公益的な取り組みを実施する責務(5)行政の関与のあり方-の5点になるが、(3)の財政規律については、明らかに「財務省」マターとして頻繁に使われる用語であり、厚労省よりも財務省の意向が強く伺える。 ・・・もっと見る
動き出した”社会福祉法人制度改革“(1)
~厳しさ増す特養ホームの経営、社福の倒産も起こり得る時代に!~
社会福祉法人が「情報の可視化」を実施するのは「当たり前」というより、今後、定款、事業計画書、貸借対照表、収支計算書、更に役員報酬基準に至るまで、閲覧や公表対象にすることが法令上、明記されるようになった。 ・・・もっと見る