特集記事
特集 10年度診療報酬改定をもとに大胆予測 診療科別経営シミュレーション(1)
内科・整形外科
今次改定は診療科別にどのような影響を与えるのか。主要科目の収支を分析したところ、眼科が前回改定に引き続き大きなマイナスとなった。また、精神科や皮膚科にとってもダメージの大きい結果である。一方、在宅医療は往診料70点アップをはじめとして、“晴れ模様”となった。内科、整形外科、小児科、皮膚科、眼科/耳鼻咽喉科、精神科、在宅医療、有床診療所、歯科をシミュレーションする。 ・・・もっと見る
特集 未収金対策 増え続ける患者未収金(2)
千葉県東部で三次救急までを担う総合病院国保旭中央病院(吉田象二院長、956床)は、1日平均約800人の入院患者を受け入れている(10年4月時点)。 同院で未収金問題が顕在化してきたのは、2000年を過ぎた頃からだ。図3の通り、00年度と04年度を境に未収金額が増加している。 ・・・もっと見る
特集 未収金対策 増え続ける患者未収金(1)
現場の試行錯誤に密着!
厚生労働省は5月31日に行った行政事業レビューで未収金対策事業を廃止とした。しかし医療機関では、未収金額が増え続けている。同省が医療施設経営安定化推進事業として実施した2008年度病院経営管理指標の調査によれば、同年度末の未収金額は医業収益の約2.0%に上った。損金処理した額も年々増加するなど、ますます深刻な問題となっている。 対策をめぐる厚労省の取り組み、医療機関の事例、回収ノウハウをレポートする。 ・・・もっと見る
患者単価とペイラインを把握し収支シミュレーションの実施を
開業医が在宅医療に乗り出すにあたり失敗しないためには、患者単価とペイラインを把握し、収支シミュレーションを実施したうえで取り組むことがポイントといえる。数多くの診療所の事務長を務め、“在宅医療経営のプロ”といわれる中村哲生氏(オーシン株式会社代表取締役)に、今回の診療報酬改定を踏まえて在宅医療の現状や将来像を聞くとともに、具体的な経営手法を解説してもらった。 ・・・もっと見る
特集 急増する医療モール メリットとデメリットを探る
複合都市開発の一つの形態として、各地で医療モールが誕生している中で、今年1月、医療モール運営会社の日本複合医療施設株式会社が倒産した。数年前からブームの兆しを見せた医療モール。診療科の異なる診療所が同居することで集患力が高まるほか、施設や医療事務の共有化を図れるなど、効率化のメリットもあり、大都市圏を中心に急増してきた。2010年度診療報酬改定から明細書発行が原則義務づけられるなど、診療所の設備投資への負担増も懸念されているだけに、医療モールでの開業を志向する医師も少なくない。「運営会社は玉石混交」とも言われている医療モールのメリットやデメリットをあらためて検証するとともに、運営会社や物件選びのポイントなどを紹介する。 ・・・もっと見る
DPC対象病院の診療報酬改定でおさえたいポイントとは?
株式会社日本経営は2月25日に「改定直前!DPC対策セミナー」を開催した。第1部では2月12日に中医協が長妻大臣にあてて答申を行ったことを踏まえた、「診療報酬改定情報の解説」、第2部は「改定を踏まえた取るべき対策」について解説された。今回は2部を中心にレポートする。 ・・・もっと見る
特集 品質マネジメントの実践で経営の質と医療の質向上へ
「医療技術と医療マネジメントのレベルを向上させ、国家レベルで医療の質と安全性の向上を図り、社会技術としての医療の質的向上を図っていく」。飯塚悦功東京大学工学系研究科教授は医療機関に対して品質マネジメントの普及に取り組んでいる。その手法を導入した医療機関は、業務の標準化・可視化など経営の質向上を通して、医療の質向上を図ろうとしている。 ・・・もっと見る
特集 進まぬ病院の耐震化
目標71.5%は達成できるか!?
厚労省の調査では、全国8611病院中、耐震性のある病院の割合は56.2%にとどまってまっており、一部建物で強度不足は2595カ所(30.1%)、すべての建物で強度不足は98カ所(1.1%)あることが分かった。政府は2010年度までに71.5%とする目標を定めている災害拠点病院と救命救急センターの耐震化率も62.4%だった。厚労省は09年度補正予算で総額1222億円の「医療施設耐震化臨時特例交付金」を設け、長妻昭厚労相も「あらゆる手段を使って、目標を達成していきたい」と意気込むも達成は微妙だ。こうした中、四病協は2月24日、耐震化促進について政府への要望をまとめるなど積極的に取り組む方針を決めた。病院の耐震化がなぜ進まないのか。その現状と今後の動向を探る。 ・・・もっと見る
特集 2010年度診療報酬改定その方向性と狙いを読み解く
患者中心の医療機関を重点的に評価 ポイントとなるのは医療の質の向上
10年ぶりのプラスとなった2010年度診療報酬改定。しかし限られた財源のなかでのわずかなプラスのため、配分はメリハリの効いた内容になっている。今次改定の全体像や主要項目からその狙いを検証したい。 ・・・もっと見る
特集 地域事情から考える中小病院 生き残りへの道 2
生き残りのキーワードは“ダウンサイジング”と“連携”
医療を取り巻く環境がますます厳しくなるなか、中小病院は今後、どのような方向に向かっていけばいいのだろうか。全国各地で数多くの病院や診療所などの医療施設、老人ホームやグループホームなどの介護福祉施設を展開する湖山医療福祉グループの湖山泰成代表に、現在の中小病院の経営の傾向を分析していただくとともに、今後進むべき方向性を提示していただく。 ・・・もっと見る