調剤薬局最前線
「かかりつけ薬剤師」制度化の議論と診療報酬(2)
35年には大規模門前薬局を解体/「地域分散型」サテライト薬局に再編
「保健医療2035提言書」(2015年6月)に基づき、2025年の10年後に当たる2035年に向けての調剤薬局のあるべき姿が示されており、この部分は、非常に興味深い内容です。薬局が「かかりつけ」機能を発揮するためには、大規模門前薬局を地域で「解体」し、地域住民に“より身近な”小規模サテライト型薬局へと再編・展開する流れが読み取れます。 ・・・もっと見る
「かかりつけ薬剤師」制度化の議論と診療報酬(1)
「かかりつけ薬剤師」の推進は“省庁横断”的な国家戦略?
「かかりつけ薬剤師」制度化のターニング・ポイントとなったのは、平成27年10月23日に厚生労働省が発表した「患者のための薬局ビジョン」です。 ・・・もっと見る
2016年度診療報酬改定解説レポート
特別養護老人ホームでの訪問薬剤師サポートの意義
昨年(平成27年)介護報酬改定後の経営的な影響についてある特別養護老人ホーム(以下、特養ホームに略)の看護師長は「福祉の仕事に興味を持って下さるベテラン看護師は少なくないのだけれど、実際に入職すると長続きしなくて、離職して病院勤務に戻る人が多い」というお話がありました。 ・・・もっと見る
2016年診療報酬改定を考える(後編)
「かかりつけ」機能を強化する
超高齢化が進む中で、厚労省も複数の疾患を抱えるなど症状の複雑な高齢患者の増加に対応して、また医療費適正化の一環として薬剤の適切な使用を進める意図をもって、個別患者に対する服薬指導・管理を充実させようという狙いがあると考えられます。対物業務から対人業務への重点移行です。 ・・・もっと見る
2016年診療報酬改定を考える(前編)
重点課題「地域包括ケアシステム」とは
地域包括ケアシステムとは「可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制」(厚労省)と定義されるものです。 ・・・もっと見る
2016年診療報酬・調剤報酬改定のキーワード
「かかりつけ薬局」と言うけれど・・・・?
診療報酬・調剤報酬改定の内容が明らかになりました。改定に係る重要なキーワードを、整理してみます。 ・・・もっと見る
中医協での議論から予測する2016年調剤報酬改定
~「薬剤服用歴管理指導料」を1回目とそれ以降で傾斜配分
昨年10月に厚生労働省は「患者のための薬局ビジョン」を発表し、かかりつけ機能を発揮出来ない薬局・薬剤師は、2016年調剤報酬改定で「評価する意思はない」と明確に表明している。 ・・・もっと見る
財務省の社会保障改革への提言
~厚生労働省案より急進的な医療費削減策
財務省の諮問機関である財政制度等審議会は、今年10月9日、社会保障制度の改革案を提言しました。 ・・・もっと見る
健康サポート薬局の全貌(2)
~門前薬局からのパラダイム・シフト
来年4月に実施される診療報酬改定は、強硬な引き下げを要求する財務省と、プラス改定を要望する日本医師会や、族議員の後押しを受けた厚生労働省との間での“綱引き”が続いています。 ・・・もっと見る
「健康サポート薬局」(仮称時名称:健康づくり支援薬局)の全貌(1)
9月24日の「健康情報拠点薬局のあり方に関する検討会」で報告書がまとまり、仮称のまま議論してきた薬局の名称は「健康サポート薬局」(仮称時名称:健康づくり支援薬局)となりました。 ・・・もっと見る