調剤薬局最前線

全 297 件
2025/01/29

薬局における現場認識で医薬品流通状況「依然不安定」9割占める

NPhA調査 限定的流通に負担・憤慨も概ね現状受け止め

日本保険薬局協会(NPhA)が先ごろ定例記者会見で公表した医薬品流通にかかる業務実態調査において、2020年12月に発覚した小林化工の不祥事以降、医薬品の流通状況が「とても不安定」「やや不安定」が91.4%を占め、依然として供給不安定な状況が続いていることを裏付けるとともに、限定的な医薬品流通への負担を強いられる状況が示された。  ・・・もっと見る


2025/01/22

2025年度薬価中間年改定実施の大臣折衝受け遺憾

日薬 選定療養に伴う現場負担増踏まえた期中報酬改定は評価

2024年12月下旬に財務大臣と厚生労働大臣による2025年度予算に関する折衝で、2025年度の薬価中間年改定を行うことが確認されたことを受け、日本薬剤師会は岩月進会長名で「残念と言わざるを得ない」とのコメントを発出した。  ・・・もっと見る


2025/01/17

後発品促進に一定効果も業務負担増す状況浮き彫りに

NPhA 選定療養対応状況調査結果から現場の実情訴え

日本保険薬局協会(NPhA)は10月からスタートした長期収載品の選定療養制度について、会員4,551薬局を調査し公表した。それによると制度運用が後発品使用促進に「一定の効果」を上げていることが示される反面、患者への説明や関連する対応に負担を感じているのは90.1%に及んでいることから、NPhAでは「新制度導入に伴い、薬局業務の多くの面で新たな負担が生じていることが示された」と、新たな対応に苦労を強いられる現場の実情を訴えている。  ・・・もっと見る


2025/01/08

へき地における保険薬局・調剤業務の課題と展望(3)

進化するオンライン診療は過疎地域での医師・薬剤師不足解消のツールに!

へき地診療所の目的・設置基準等に関しては「へき地保健医療対策等実施要項」(2022年7月29日・医政局長通知)に規定されていますが、その設置基準では「おおむね半径4㎞の区域内に他の医療機関がなく、人口1,000人以上であり、かつ診療所の予定地から最寄りの医療機関まで通常の交通機関を利用して、(交通機関を利用出来ない場合は徒歩で)30分以上要するものであること」と規定。  ・・・もっと見る


2024/12/27

地域連携薬局の患者認知度は2割程度に留まる

JACP調査 5年前の健康サポート薬局認知度と同程度に

健康サポート薬局の認知度不足が指摘されるなか、地域連携薬局についても患者の認知度は2割程度に留まることが日本コミュニティーファーマシー協会(JACP)の薬局調査で示された。  ・・・もっと見る


2024/12/25

電子処方箋で処方意図と異なる医薬品の表示事例報告

日薬「生命に関わる事案」として重要注意喚起を通達

日本薬剤師会は12月17日、電子処方箋の運用過程で処方意図とは異なる医薬品や薬剤量が表示されるなどの事例が報告されたため、重要な注意喚起を全国担当者に通達した。  ・・・もっと見る


2024/12/19

新型コロナ感染拡大に備えた対応を都道府県薬に通達

日薬 地域での啓発や在庫確保・調整での連携など求める

日本薬剤師会は厚生労働省からの要請を受け、今冬における新型コロナウイルス感染症の感染拡大に備えた薬局・薬剤師の対応について、都道府県薬剤師会担当役員に通達した。  ・・・もっと見る


2024/12/17

「市井の薬剤師」の活躍にスポット当てる表彰を構想

日薬・岩月会長 「薬剤師会のひとつの役割」と実現に意欲

日本薬剤師会の岩月進会長は12月4日に開いた定例記者会見で、中国四国支部学術大会において「日本一の薬剤師を選ぶ」などと発言したとする一部業界紙報道についてコメントし、「実は私の口から『日本一の薬剤師を作る』と言った記憶はまったくない」と断ったうえで「地域活動を一生懸命やっている薬剤師に、なんとか一瞬でもスポットを当てたい」と語り、何らかの方法で“市井の薬剤師”の表彰を構想していることを明らかにした。  ・・・もっと見る


2024/12/12

地域薬剤師会の強化に向け行政や日薬による強力な支援提言

薬局団体連絡協 シビアな実態調査結果をもとに問題提起

薬局団体連絡協議会(次世代薬局研究会、日本コミュニティファーマシー協会、保険薬局経営者連合会、地域医療薬学研究会)は、先ごろ開催した第6回シンポジウムで地域薬剤師会の現状について問題提起し、薬局間連携の推進によって医薬品提供体制を維持する役割を果たす上で、組織の再編・強化、財源確保などの課題解決に向けて日本薬剤師会、厚生労働省による強力な支援を求める提言を行った。  ・・・もっと見る


2024/12/04

へき地における保険薬局・調剤業務の課題と展望(2)

薬局と訪問看護STが連携し、一体的に実施する薬剤提供体制構築の重要性

2023年12月にスタートした厚生労働省「薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」は現在・近未来において少子高齢化の進展と、医療・福祉の“担い手”不足が急速に進行するわが国の状況において、重要なテーマとして「薬局の在宅医療」対応、「離島・へき地における薬剤提供体制」、さらには2019年の薬機法改正により導入された「地域連携薬局・専門医療機関連携薬局等の連携薬局及び、健康サポート薬局の前出・諸課題等に対する機能・役割の整理」等に係る議論が積み重ねられてきました。  ・・・もっと見る



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