調剤薬局最前線
「薬剤師会改革」強く打ち出す岩月会長体制が発足
日薬定時総会 個別の不信任票多数も理事候補者全員選任
日本薬剤師会は6月末に開いた第104回定時総会で5期10年続いた山本信夫会長体制での最終年度となる2023年度事業・決算を了承するとともに、次期理事の選任を経て岩月進氏を会長とする新たな執行部に移行した。3月の臨... ・・・もっと見る
2024年度 調剤報酬改定 「新」敷地内薬局の胎動(II)
「特別調剤基本料」適正化の影響少なく、ビジネスモデルとして確立?
■公募要件には医療機関側の意向を強く反映前回紹介した2023年11月29日開催の中医協総会の議論では、いわゆる敷地内薬局について、「医療機関側で薬局開設等を行う事業者に対して、公募型プロポーザル方式にて薬局を... ・・・もっと見る
能登半島地震の経験に基づき組織的な災害活動指針整理
NPhA独自の「被災地支援活動マニュアル」作成
日本保険薬局協会(NPhA)は協会独自の被災地支援活動マニュアルを作成した。能登半島地震を機に初めて組織的な被災地支援活動を展開した経験を踏まえたもので、災害対策本部と被災地派遣者それぞれの活動内容、超急... ・・・もっと見る
夜間・休日リストは島しょ含め都内全地区掲載完了
東京都薬 開設者会員の増加に結びつく効果も
東京都薬剤師会は先ごろ開いた定例記者会見で、各地域における夜間・休日の医薬品提供体制リストが島しょ(保険薬局2軒)を含め、都内全地区分がHP上に公開されたことを報告した。担当の犬伏洋夫常務理事は、「締切... ・・・もっと見る
「全体としては仕事ができたのではないかと思っている」
日薬・山本会長 最後の定例会見で5期10年間の会長任期総括
日本薬剤師会の山本信夫会長は会長として最後となった6月19日の定例記者会見において、「少なくとも安定させるための10年間だった。他団体・行政を含め、比較的良好な関係を築くことができ、全体としては仕事ができ... ・・・もっと見る
医療DX推進における薬局運営上の課題・改善策公表
NPhA 「よりフレキシブルな運用」に向け組織的働きかけへ
日本保険薬局協会(NPhA)はマイナ保険証、電子処方箋受付体制、薬局システムなど医療DX推進における課題と改善策(要望)をとりまとめて公表した。特にマイナ保険証については受付率が高い薬局では受付待ちが生じて... ・・・もっと見る
院外処方箋受取率が2023年度調剤分で全国平均80%に到達
日薬・保険調剤の動向速報値 山本会長「やっとここまで辿り着いた」
院外処方箋の受取率、いわゆる分業率が2023年調剤分で全国平均80.3%と初めて8割を超えるとともに、処方箋枚数については8億5,600万枚とコロナ禍以前の8億1,800万枚(2019年度)を上回る史上最高値となり、枚数を含... ・・・もっと見る
2024年度 調剤報酬改定「新」敷地内薬局の胎動(I)
「特別調剤基本料A・B」は「懲罰」基本料か?
■「“いわゆる”敷地内薬局」と薬局ビジョンとの矛盾厚生労働省が2015年に発表した『患者のための薬局ビジョン』(以下、同ビジョン)では「門前」から「かかりつけ」、そして「地域へ」とのスローガンの下に10年後の2... ・・・もっと見る
組織の節目に将来へ向けた次世代委員会設置
NPhA 能登半島地震に伴う初の組織的な災害支援評価も
日本保険薬局協会は15日に2024年度定時総会および組織設立20周年記念式典を行い、三木田慎也氏(総合メディカル)の会長再任など新組織体制、2024年度の事業活動・収支計画を固めるとともに、将来に向けて薬局経営者... ・・・もっと見る
休日・夜間体制薬局リスト化めぐり現場で混乱
遅滞や薬剤師会非会員への対応・費用面で格差指摘
2024年度診療報酬改定に伴い、地域支援体制加算の施設基準などの要件となっている休日・夜間対応の情報周知をめぐり、各地で少なからず混乱が生じている。来月の施行に向け、市町村の薬剤師会を中心に休日・夜間体制... ・・・もっと見る