調剤薬局最前線
2016年診療報酬改定を考える(前編)
重点課題「地域包括ケアシステム」とは
地域包括ケアシステムとは「可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制」(厚労省)と定義されるものです。いわゆる「地域完結型」... ・・・もっと見る
2016年診療報酬・調剤報酬改定のキーワード
「かかりつけ薬局」と言うけれど・・・・?
診療報酬・調剤報酬改定の内容が明らかになりました。改定の基本方針やマクロ的な改定率の動向等については、多くの医療・薬局系のメディアやインターネット等で洪水のように情報が溢れているので、ここでは詳しくは... ・・・もっと見る
中医協での議論から予測する2016年調剤報酬改定
~「薬剤服用歴管理指導料」を1回目とそれ以降で傾斜配分
特定医療機関からの処方せん集中への締め付け強まる!昨年10月に厚生労働省は「患者のための薬局ビジョン」を発表しました。厚生労働省が考える「患者本位の医薬分業」のあり方を示したものですが、「薬剤の調剤等の... ・・・もっと見る
財務省の社会保障改革への提言
~厚生労働省案より急進的な医療費削減策
■後発医薬品係数、調剤体制加算の後発品割合いずれも80%を要望財務省の諮問機関である財政制度等審議会は、今年10月9日、社会保障制度の改革案を提言しました。言うまでもなく高齢化の進展で膨張する社会保障費を抑... ・・・もっと見る
健康サポート薬局の全貌(2)
~門前薬局からのパラダイム・シフト
来年4月に実施される診療報酬改定は、強硬な引き下げを要求する財務省と、プラス改定を要望する日本医師会や、族議員の後押しを受けた厚生労働省との間での“綱引き”が続いています。中医協ウオッチャーの医療ジャー... ・・・もっと見る
「健康サポート薬局」(仮称時名称:健康づくり支援薬局)の全貌(1)
9月24日の「健康情報拠点薬局のあり方に関する検討会」で報告書がまとまり、仮称のまま議論してきた薬局の名称は「健康サポート薬局」(仮称時名称:健康づくり支援薬局)となりました。「健康サポート薬局」は地域... ・・・もっと見る
新オレンジプランと地域の認知症ケアにおける調剤薬局の役割(上)
今年1月に政府は「認知症施策推進総合戦略」(新オレンジプラン)を決定しました。2012年に取りまとめられたオレンジプラン(認知症施策推進五か年計画)が厚生労働省単独で立案された計画であったのに対して、新プ... ・・・もっと見る
「地域密着型」調剤薬局の条件
調剤薬局に関しても、近年、医療機関と同様に“地域密着”というキーワードが使われるようになりました。「地域密着型」の示す意味は極めて漠然としていますが、これまで中核的な大病院を受診した患者さんは、大病院の... ・・・もっと見る
かかりつけ薬局の時代~主治医から選ばれる薬局になるために(下)
前回に紹介させて頂いた「病院敷地内の調剤薬局の設置規制」に関して、このほど政府の規制改革会議で第三次の規制改革案がまとめられ、安倍首相に答申がなされました。具体的には従来、病院の敷地内に調剤薬局を設置... ・・・もっと見る
かかりつけ薬局の時代~主治医から選ばれる薬局になるために(上)
5月22日に掲載された複数の新聞報道等によると、政府の規制改革会議の健康・医療ワーキング・グループ(WG)は21日の会合で、「かかりつけ薬局の普及を進める方針」を打ち出したとしています。各紙によってニュアン... ・・・もっと見る