医療ニュース
【NEWS】カリウム製剤の投与方法間違いで注意喚起 医療安全情報
急速静注をしたために心停止となった事例を紹介
日本医療機能評価機構は4月15日に公表した「医療安全情報No.221」でカリウム製剤の急速静注により患者が心停止を起こした事例を取り上げた。機構がカリウム製剤の投与方法間違いを扱うのは、2015年1月に続いて2度目。25年2月末までの間に同様の事例が1件報告されたことから、重ねて注意を呼びかけることにした。 ・・・もっと見る
【NEWS】訪問介護の支援で「小規模事業所加算」の要件を弾力化
厚労省が社保審・介護給付費分科会に報告
厚生労働省は4月14日、経営難や人材不足が深刻化する訪問介護事業所の追加的支援策を社会保障審議会・介護給付費分科会に報告した。中山間地域等における「小規模事業所加算」の取得要件や2024年度補正予算による支援事業の補助要件を弾力化する。 ・・・もっと見る
【NEWS】後発医薬品供給体制、医療機関の過半数が前年より悪化と回答
診療所の一般名処方件数は改定後に増加 24年度改定検証調査
厚生労働省が4月9日に中央社会保険医療協議会・診療報酬改定結果検証部会に報告した2024年度改定の検証調査の結果によると、後発医薬品の供給体制について医療機関の約5~6割、薬局では約4割が前年よりも悪化したと感じていることがわかった。診療所では、「一般名処方加算」の評価引き上げによって改定前よりも一般名処方の件数が増加したことも明らかになった。 ・・・もっと見る
【NEWS】リフィル処方箋の活用進まない実態が明らかに 24年度改定検証調査
患者・医師への制度の周知が課題
リフィル処方箋の全処方箋に占める割合は微増傾向にあるものの、2024年7月診療分でも0.07%と依然として低水準にあることが4月9日、2024年度診療報酬改定の結果検証特別調査の結果で明らかになった。リフィル処方箋推進の課題では、患者や医師への制度の周知が不十分と感じている医療機関が多かった。調査結果は同日の中央社会保険医療協議会・診療報酬改定結果検証部会に報告された。 ・・・もっと見る
【26年度改定】物価、賃金や地域医療構想を先行して議論 中医協・総会
次期診療報酬改定に向けた検討スケジュール案を了承
中央社会保険医療協議会・総会は4月9日、2026年度の次期診療報酬改定に向けた主な検討スケジュール案を了承した。物価・賃金の上昇によって医療機関等の経営状況が従来の改定時とは大きく異なる現状を踏まえ、総会では改定の本筋の議論に先駆け、5月から6月にかけて医療機関を取り巻く状況や、2040年を見据えた新たな地域医療構想などの医療提供体制に関する議論を行うことを決めた。 ・・・もっと見る
【NEWS】2040年に向けた介護提供体制中間とりまとめ 厚労省検討会
サービス需要の変化に応じた提供体制の構築を提言
厚生労働省の『「2040年に向けたサービス提供体制等のあり方」検討会』は4月7日、高齢者に関する施策についての中間とりまとめ案を大筋で了承した。人口減少・高齢化のスピードやサービス需要の変化が地域によって異なる点に着目。全国を3つの地域に分類し、それぞれの特性に応じたサービス提供体制を構築することを提言した。 ・・・もっと見る
【NEWS】第4期医療費適正化計画、約4,336円の医療費削減効果見込む
社保審・医療保険部会で厚労省が説明
厚生労働省は4月3日、2024年度から始まった第4期医療費適正化計画で約4,336億円の医療費適正化効果を見込んでいることを明らかにした。同日の社会保障審議会・医療保険部会に報告した。 ・・・もっと見る
【NEWS】後期高齢者への資格確認書の職権交付を1年間延長
社保審・医療保険部会で厚労省が説明
厚生労働省は4月3日の社会保障審議会・医療保険部会で、後期高齢者にマイナ保険証保有の状況に関係なく資格確認書を交付する現行の暫定的運用の期限を1年間延長し、2026年7月末までとする方針を明らかにした。 ・・・もっと見る
【NEWS】高額療養費制度見直しの全面凍結を保険局長が謝罪
社会保障審議会・医療保険部会
厚生労働省の鹿沼均保険局長は4月3日の社会保障審議会・医療保険部会で、凍結が決まった高額療養費制度の見直しに言及し、「政府として検討プロセスに丁寧さを欠いたという指摘を重く受け止め、見直し全体の実施を見合わせるという決断に至ったことについて、医療保険部会の運営を担う責任者として、医療保険制度の見直しに関する厚生労働省の事務方の責任者として心からお詫びを申し上げる」と謝罪した。 ・・・もっと見る
【NEWS】在宅医療における薬剤提供体制の構築・強化を提言 厚労省・検討会
行政を含む関係者による協議で地域に応じた対応策の検討を
厚生労働省の「薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」は3月31日、在宅医療における薬剤提供のあり方に関する「これまでの議論のまとめ」を公表した。在宅患者が必要な薬剤を入手できない事態が生じることのないよう、地域ごとに行政を含む関係職種が連携を深めながら夜間・休日対応を含む在宅医療における薬剤提供体制を構築・強化していく必要性を説いた。 ・・・もっと見る